東洋ショー日記

東洋ショー日記【10末】仲良しの5人が生んだ、素晴らしい10日間

10月11日〜20日も、多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。

今回は、とても仲良しな5人が揃った10日間でした。

毎日、楽屋は賑やかで楽しそうな雰囲気に包まれ、その仲の良さがステージからも伝わってくるような、素敵な10日間だったと思います。

■ 仲の良さから生まれた今回の香盤

実は今回のメンバー、仲の良さをきっかけに組み立てた香盤でした。

以前、何気なく雑談をしていた時に、永澤ゆきのちゃんが「今度、すわんちゃんと旅行に行くんです」と話してくれたことがありました。

それを聞いて、まずは白鳥すわんちゃんと永澤ゆきのちゃんの2人にオファー。

「それなら、仲良しの茉宮なぎちゃんも一緒に……」

「ムードメーカーになってくれそうなmicoちゃんも……」

「仲川そらちゃんも、このメンバーなら雰囲気が合いそう……」

と、そんな感じで、仲の良さや相性を考えながら組み立てた5人でした。

結果、本当に素晴らしい相乗効果が生まれた10日間になりました。

なかなか思い描いた通りにメンバーを揃えるのは難しいのですが、可能なら、ぜひまたこの5人の香盤を見てみたいなぁと思います。

■ メンバー編成がステージに与える影響

もちろん、仲良しで賑やかなだけではありません。

5人ともステージのクオリティーが高く、それぞれの個性が際立っていて、本当に見応え抜群でした。

そして今回、改めて感じたことがあります。

それは、メンバーの組み合わせや相性が、ステージにこれほどまで素晴らしい影響を与えるんだということ。

一人ひとりの魅力はもちろんですが、仲の良いメンバーが集まることで、お互いの良さがさらに引き出され、劇場全体の雰囲気まで明るくなる。

香盤を組むことの大切さと面白さを、改めて教えてもらった気がします。

メンバー編成ひとつで、10日間の興行がここまで魅力的になる。

そんな新しい発見もあった、本当に素晴らしい10日間でした。

白鳥すわんちゃん『5周年作』の照明演出

■ 美しすぎるステージだからこその葛藤

中でも、すわんちゃんの美しく華麗なステージは健在で、思わず見入ってしまいました。

今回、すわんちゃんは『5周年作』を披露してくれました。

周年作ということもあり、僕も「よし!照明を豪華にして、華やかなステージにしよう!」と張り切っていたのですが……。

実際に演目を観れば観るほど、

「もしかして、何もしない方がすわんちゃんの美しさが際立つのでは?」

と思うようになってしまいました。

すわんちゃん自身の表現力があまりにも素晴らしく、照明で華やかに彩ることが、必ずしも正解ではないように感じたんです。

■ スポットライト1本か、華やかな照明か

特に悩んだのが、ヒグチアイさんの『舞台』が流れるベッド入りのシーン。

歌詞の中には、ステージに1本のスポットライトが当たる情景が描かれています。

その歌詞の世界観に合わせて、スポットライト1本だけで照らすのか。

それとも、当館の照明設備を活かして、美しく華やかに彩るのか。

本当に何度も何度も悩み、照明を作り直しました。

シンプルな照明でのステージなら、他の劇場でも観られるかもしれない。

せっかく東洋ショーの広いステージで踊ってくれるのだから、当館でしか観られない華やかな照明にしよう!

そう考えて、最終的にはミラーボールを使った、華やかで幻想的な照明を選択しました

楽日に気付いた、もうひとつの正解

自分なりに悩み抜いて決めた演出だったのですが……。

楽日になって、ふと思ったんです。

「そういえば、本格的なピンスポットライトを使える劇場って、実は当館くらいなのかもしれない……」

「だとしたら、スポットライト1本だけで照らす演出こそ、当館だからできる特別な演出だったのでは?」

そう考えると、少し後悔してしまいました。

華やかな照明を使うことだけが、当館らしさではない。

設備が充実しているからこそ、あえて何も足さず、1本の光だけで魅せることもできる。

そんな当たり前のようで大切なことに、改めて気付かされた気がします。

もし次回、すわんちゃんが『5周年作』を披露してくれる機会があれば、その時は思い切ってピンスポット1本だけの演出にも挑戦してみたいと思います。

もちろん、今回選んだ照明も自分なりに精一杯考えたものですし、華やかな演出にも良さがあったと思っています。

それでも、終わってから「ああすれば良かったかもしれない」と思うことがある。

照明演出は本当に奥が深いなぁと、改めて実感しました。


より良いステージを目指して

まだまだ勉強不足です。

でも、こうして悩んだり、後悔したりすることも、次のステージをより良くするための大切な経験だと思っています。

踊り子さんが一生懸命作り上げた演目を、少しでも美しく、少しでも魅力的に彩れるように。

これからも妥協せず、試行錯誤を重ねながら頑張っていきたいと思います。

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