東洋ショー日記

東洋ショー日記【9末】新しい照明機材と、新作『艶染』の舞台裏

9月21日〜30日も、たくさんのご来場ありがとうございました。

今週は、新しく導入した照明機材を初めて稼働させました。

実はこの機材、購入したのは8月の初めだったのですが、電源や電圧の確保、そして機材の性能を最大限に生かせる吊り位置を探したりと、色々試行錯誤しているうちに、気がつけば1ヶ月以上が経ってしまいました。

今回導入したのは、細い光の線を幾重にも放つことができるムービングライトです。

当館では初めて使う種類の機材なので、まだまだ機能を使いこなすには時間がかかりそうですが、これまでの照明では表現できなかった雰囲気を作り出せるので、これから色々な演目で活躍させたいと思っています。

早く使いこなせるように頑張ります!

今回、この新機材が特に活躍したのが、椿りんねちゃんの『花葬』です。

りんねちゃんが表現する常世の世界を、真っ赤なビームで彩ってみました。

幻想的で、どこか妖しさも感じる『花葬』の世界観に、この新しい照明が本当にピッタリだったんです。

頭の中で思い描いていた光景が実際にステージに広がった時は、思わずテンションが上がってしまいました。

新しい機材を導入して良かったと思えた瞬間でした。

そして今週は、笠木いちかちゃんが新作『艶染』を当館で初出ししてくれました。

毎日遅くまでレッスンを重ね、時には頭を抱えながらも、一生懸命に作品と向き合っている姿を見ていました。

そんな姿を見ていたので、僕自身も「少しでもこの演目を綺麗に彩ってあげたい」という気持ちが強くなりました。

今回の新作は、花魁をテーマにした演目です。

衣装も本当に豪華で、いちかちゃんの新しい魅力が際立つ、とても美しい作品です。

せっかくなら、照明だけでなくステージ全体で花魁の世界を表現したい。

そう思って、劇場の奥に眠っていた障子を引っ張り出してきました。

ただ、長い間使っていなかったので、残念ながら障子紙が少し破れてしまっていました。

そこで、久しぶりに障子の貼り替えをすることに。

準備に少し時間がかかってしまいましたが、4日目くらいから、ようやくステージに障子をセットすることができました。

そして今回は、この障子を最大限に生かした照明演出に挑戦しました。

特にこだわったのは、いちかちゃんのシルエットです。

障子の向こう側に浮かび上がる姿は、直接照明を当てるのとはまた違った美しさがあります。

色っぽい仕草や動きを、あえてシルエットだけで見せる。

すべてをはっきり見せるのではなく、観る人の想像力をかき立てるような演出にしてみました。

これが本当に綺麗で、いちかちゃんの持つ色気と『艶染』の世界観が、より一層引き立ったように感じました。

やっぱり照明だけでなく、大道具がひとつ加わるだけで、ステージの雰囲気はガラリと変わります。

今回、改めてその面白さを実感しました。

照明機材を増やすことももちろん大切ですが、これからは時間を作って、色々な大道具も揃えていきたいと思っています。

同じステージでも、照明や映像、大道具の組み合わせ次第で、表現できる世界はまだまだ広がっていくはずです。

出演者が一生懸命に作り上げた演目を、少しでも美しく、少しでも魅力的にお客様に届けたい。

その気持ちを大切に、これからも色々な演出に挑戦していきます。

今週も本当にありがとうございました。

これからも進化していく東洋ショーのステージを、ぜひ楽しみにしていてください。

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